今回は、ざっくり「防衛大学校の生活」について旦那に紹介してもらいます。
基本的なところは変わってないけど、学生さんの生活の内容は若干変わっているかもね。
- 防衛大学校とは?
- 各学年でどのようなイベントがあるの?
- 陸上、海上、航空自衛官はいつ決まるの?
- 職種(パイロット、管制官、整備員等)はどう決まるの?
防衛大学校は、
将来の各自衛隊(航空自衛隊等)の幹部自衛官になる者の教育を行っています。
自衛隊の階級(上から)
将→将補→1佐→2佐→3佐→1尉→2尉→3尉
ここまでが、自衛隊の幹部となります。
以下次のように続きます。
准尉→曹長→1曹→2曹→3曹→士長→1士→2士
特に、陸上自衛隊は人数が多いから若くして多くの部下ができるよ。
学科教育は、文部科学省の定める大学設置基準に準拠しています。
なので、一般の大学と同じ教育を受けますので
卒業生は、
学位(学士)を授与されます。
それに加えて、防衛大学校では、
防衛学(防衛関係の専門分野の教育)を追加で実施しています。
自衛隊員として必要な基本的な事項を学ぶためにやっているよ。
また、幹部自衛官として必要な、
資質、技能を育成する。
ということで全員必修でやっています。

入学式
まずは、1年生といえば、入学式!
だた、一般の大学とひと味違います。
卒業式は、テレビで放送されていることをご存知の方もいると思いますが、
入学式も卒業式と引けをとらない統一された動きを見ることができます。
めちゃめちゃ練習するんですよね(笑)
立つタイミング、座るタイミングなんかもバッチリになるまで。
入学式を見にいらっしゃる親御さんは、びっくりすると思いますよ。
高校時代は、いくら朝起こしても起きなかった、息子が・・・娘が・・・。
こんな動きをするようになるなんて・・・。
って私の旦那は、両親に言われたそうです(笑)
学科教育
1年生の時は、一般の大学と同様に共通の基礎的な学科を勉強します。数学とかですね。
細部の、応用物理学科とか機械工学科とかは2年生になる時に、決定します。
訓練
1年生の時は、陸海空自衛隊共通の基礎的な訓練を実施します。
また、大きなイベントとしては、
遠泳訓練があります。
東京湾で約8kmの遠泳訓練になります。
泳げないんだけど・・・。
という方も心配いりません。
25mも泳げない人も泳げるようになります。ならされます?(笑)
泳いでいる時に、船から「カンパン(硬いパン)」を海に投げて食べさせてくれるらしいのですが、旦那曰く
東京湾の塩味が効いてめちゃおいしい
らしいですよ。
あと、一年生の内に、パイロットの適性検査(学科)があるそうです。
航空学生の試験の2次試験と同じ適正検査があるよ。
2年生になる時に次を決定します。
- 陸上、海上、航空自衛隊
- 学部(機械工学、航空宇宙工学等)
ここで、航空自衛隊(防大では、「航空要員」と言っています。)にならなければ、ここから先、航空自衛隊になることはありません。
今後進む自衛隊がここで決まるという感じです。
ちなみに学部は以下のようなものがありますよ。
- 応用物理学科
- 通信工学科
- 航空宇宙工学科
- 情報工学科
1年生から進級する時に
- 自衛隊
- 学部
は、希望調査があります。
どこの自衛隊に行きたいか、どこの学部に行きたいかをここで決めることになります。
感覚的には、航空自衛隊に進む人は航空宇宙工学科が多かったと思います。
戦闘機パイロットになる人も航空宇宙工学科が多かったよ。
ここから先は、航空自衛隊に絞って説明するよ。

3年生の航空要員(航空自衛隊)の一番のイベントは、
戦闘機への体験搭乗
一般の大学生が夏休みを過ごしている間に、防衛大学の学生は、自衛隊の基地に研修に行き、戦闘機への体験搭乗を実施します。
戦闘機パイロットをしている今でも、当時の衝撃は覚えています。
将来、自分が操縦してやる!って思う瞬間ですね。
「パイロットへの道」については、以下に別記事にまとめています。

4年生の最大のイベントは、
人生を決める操縦適性検査
ですね。
1年生の時に、パイロットになるための学科を受験し、4年生の時は、操縦に関する実技の試験があります。
T-7というレシプロ機での試験を実施します。
合否は4年生では分かりませんが、ここで合否が決まります。
奈良の幹部候補生学校の時に合否は発表されます。
いかがでしたか?
本当にざっくり解説してみました。
旦那に色々聞くと、すごく長くなりそうだったので、簡単にまとめました。
細部はおいおい説明していければいいかなと思います。
気になる点や、不安な点があれば、どしどしメールで問い合わせして頂ければと思います。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
今後も、応援よろしくお願いします。

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