とっとっとです。
- 戦闘機パイロットになるまでの道のり
- 航空身体検査の基準
- 飛行コース毎の概要
- 戦闘機パイロットのお給料事情
- 戦闘機部隊の概要
- やっておいた方がいいこと

という方のお役に立てれば幸いです。
- 高校卒業後、防衛大学校に進学
- 高校卒業後、航空学生に入隊
- 大学卒業後、幹部候補生(操縦コース)として自衛隊入隊
- ひとまず、高校等卒業後、自衛隊に入隊

防衛大学校は、一般の大学と同様に入学試験を受けて合格すると入学することができます。
入学試験は、一般の国立や私立大学より前に実施されます。とりあえず受験してみるのがオススメです。
18歳〜21歳未満が受験可能(現役自衛官は23歳未満まで)
試験日程は以下のとおり。(2023年版)
◆推薦入試
- 9/16(土),9/17(日)(防衛大学で受験)
◆総合選抜採用試験
- 1次:9/16(土)(全国の主要都市で受験)
- 2次:10/21(土),10/22(日)(防衛大学で受験)
◆一般採用試験
- 1次:10/28(土)(全国各地)
- 2次:11/28~12/2(全国の主要都市)
◆1年生
陸海空どの自衛隊に所属するかは、まだ決まっていません。
パイロットになる資質を確認する適正検査(ペーパー試験)と身体検査があります。
◆2年生
2年生進級時に、希望等により陸海空自衛隊に分かれます。
戦闘機パイロットになるには、航空自衛隊にいく必要があります。」
◆3年生
パイロットになるための特別なことはありません。
ちなみに、訓練で航空機搭乗訓練(T-4,F-2,F-15いずれか)があります。
◆4年生
パイロットになるための身体検査に合格した人は、操縦適性検査があります。
防衛大学校在学中は、パイロットになれるかどうかは決定しません。
この後説明する、卒業後に行くことになる幹部候補生学校で分かります。
進学を希望している人は気になるかも〜。

防衛大学校卒業後に、奈良県にある航空自衛隊の幹部候補生学校に入校します。
幹部候補生学校を卒業する時に、パイロット、整備員や管制官などの職種が決定します。
パイロットになる人は、ここでもう一度身体検査が実施されますので、健康管理が大切です。

防府北基地では、次のようなことを実施します。
- 事業用操縦士国家試験の受験(学科)
- T-7(ターボ・プロップ)による操縦訓練
国家試験合格後、操縦訓練が始まります。
操縦訓練は、防府北基地と、静岡県静浜基地に分かれて実施されます。
このT-7による訓練は、戦闘機、輸送機、ヘリコプターへ進む人全員共通の訓練になります。

興味がある人はぜひ見ていってください。

- 戦闘機コース
- 輸送機・ヘリコプターコース
- 米国留学コース
ここからは、戦闘機コースに絞って説明していくよ。
レシプロ機であるT-7での教育が終了すると、次はジェット機のT−4を使った訓練が開始されます。
T-4は、東京オリンピックで東京上空を飛行したブルーインパルスでも使用されている機体と同じ機体です。
戦闘機操縦コースは、T-7での訓練が終了すると、福岡県芦屋基地でのT-4を使用した訓練が開始されます。
以下のような飛行訓練が実施されます。
- 離着陸訓練
- 空中基本操縦訓練
- 編隊飛行訓練
- 他基地運航訓練
ジェット練習機を使用した基本的な操縦訓練が実施されます。


福岡県芦屋基地でのT-4を使用した訓練が終了すると、次は静岡県浜松基地での訓練が実施されます。
使用する機体は同じくT-4になります。
ここでは、航空自衛隊でパイロットの資格を得るための最終試験が実施されます。
以下のような飛行訓練が実施されます。
- 離着陸訓練
- 航法訓練
- 計器飛行
- 編隊飛行
- 最終検定(操縦)
最終試験に合格すると、航空自衛隊でのパイロットの資格と、国家資格である事業用操縦士の資格を取得することができます。(民間のパイロットと同じ資格。)
浜松基地での訓練概要についても、リンクを貼っておくね。

浜松基地での訓練が終了すると、以下の2機種の戦闘機に分かれて訓練が開始されます。
- F-2(宮城県松島基地)
- F-15(宮崎県新田原基地)
希望等により、どちらか1機種を指定して訓練をすることになります。

先に説明した、防衛大学校と試験日程が違うのでどちらも同時に受験することができます。
◆試験日程(2023年版)
- 1次:9/18(月)
- 2次:10/14(土)~10/19(木)
- 3次:11/11(土)~12/14(木)
◆試験科目
- 1次:筆記、適正検査
- 2次:身体検査,面接,適正検査
- 3次:身体検査,操縦適正検査
◆年齢
- 18歳〜21歳未満
山口県防府北基地で2年間教育が実施されます。
以下の教育が主になります。
- 学科教育
- 体力錬成
飛行機の操縦に関する教育は、まだ開始されません。
一般の国立や私立大学を卒業し、幹部候補生学校入学の試験に合格し、パイロットになることができます。
必ず、飛行要員を選択して試験を受けてください。
◆試験日程(2023年版)
- 1次:4/22(土),4/23(日)
- 2次:5/26~6/1のうち指定日
- 3次:7/15~8/3のうち指定日
◆試験科目
- 1次:筆記,適正検査
- 2次:小論文,面接,身体検査
- 3次:操縦適正検査等
◆年齢
- 22歳〜26歳未満
ただ、入校期間が、防衛大学校卒業した人の方が短いんだよね。
一度、自衛隊に入隊してからパイロットを目指す方法もあります。
大きく以下の通りです。
- 航空学生に合格してパイロットを目指す
- 防衛大学校に合格してパイロットを目指す
- 幹部候補生学校に合格して、パイロットを目指す
それぞれ、年齢制限はありますが、一度自衛隊に入隊してからパイロットになる方もいらっしゃいます。
35歳前後で大体1000万円くらいになるかなと思います。
細部はリンクを見てください。

航空無線通信士
自衛隊でも基本知識として必要ですし、将来自衛隊パイロットから民間パイロットになるためには必須の資格となります。
できるだけ早く取得しておくことをおすすめします。
一応、参考資料として、試験科目毎の教科書もリンク貼っておきます。
私は一応すべてそろえて勉強しました。大体ゆっくりやって半年あれば大丈夫だと思います。
これからもよろしくお願いします。

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