とっとっとです。
すごい久しぶりに、第17回目の現役戦闘機パイロットへの疑問・質問コーナーを開始しま〜す。
出来るだけ戦闘機に長く乗るためにはどういう進路がある?
出来るだけ戦闘機に長く乗るためにはどういう進路がある?
○入隊でほぼ決定する
戦闘機パイロットになるためには、
- 航空学生
- 防衛大学校
- 一般大学
の3つからなれるコースが用意されています。
ここでまず、絶対に①航空学生から戦闘機パイロットになることを選択しなければなりません。
防衛大学校や、一般の大学を卒業して戦闘機乗りになることを選んだ時点で長く戦闘機に乗ることは諦めましょう。
ただ、入隊する時にはそんなこと知らないよね〜。
航空学生には、戦闘機部隊の現場の第一線で活躍されることが求められますが、大学卒業者には、組織を運営することが求められます。
○戦闘機部隊で頑張る
部隊配属されてからは、
「こいつは戦闘機部隊で中核となって頑張ってもらわないといけない!」と先輩や同期に思われるように頑張りましょう。
技量を磨くだけでなく、この人となら一緒に飛びたいと周りから思われる人にならないといけないですよ。
○昇任試験には合格しない
戦闘機パイロットは、全員が航空自衛隊の幹部です。
戦闘機部隊勤務中に、昇任試験(偉くなるための)が実施されます。
防衛大学校や一般大学卒業者は、この試験に合格すると、将来出世の道が広がります。
航空学生は、現場での活躍を期待されて教育されていますので、大学卒業者のような出世はあまり期待できません。(一部除く。)
昇任試験に合格してしまうと、戦闘機には乗れず、司令部等の幕僚としてデスクワークが回ってくる可能性が高まりますので注意が必要です。
航空学生入隊してからも、戦闘機に長く乗るためには、成績は「そこそこ」がいいと思います。
昇任試験には合格していないものの、航空学生時代の成績が良くて、司令部等で幕僚勤務をされている方がたくさんいます。
○年齢に応じた部隊を希望する
最後に、年齢に応じて配属先の希望を決めるということです。
戦闘機が配備されている航空団(那覇、築城、小松、千歳基地等)で第一線で活躍できるのは大体40歳程度までです。
50歳になって航空団で第一線で活躍される方はまずいらっしゃらないです。(過去いたらスミマセン・・・。)
40歳まで戦闘機部隊で勤務した後は、教育部隊を希望しましょう。
現在は、宮崎県新田原基地でF-15の教育。宮城県松島基地でF-2の教育を実施していますが、そこの教官として戦闘機に乗り続ける道があります。
○50歳を超えたら
ここまできたらぼぼ、航空自衛隊で一番戦闘機に長く乗った方になると思います。
ここからは、主に戦闘機に乗るのが仕事ではなく、司令部等の幕僚として仕事をし、技量維持のためにT-4や戦闘機にたまに乗ることになると思います。
もちろん、戦闘機を操縦する資格はもっていますので、定年までは戦闘機に乗ることはできますが、それが主な仕事では無いという意味です。
○まとめ
いかがだったでしょうか?まずは、航空学生として航空自衛隊に入隊する。
これが、戦闘機に長く乗るためには、一番大切です。
航空学生で入隊さえすれば、情報は自然と入手できると思います。
最後に、航空自衛隊のパイロットを目指す解説記事を貼っておきます。
戦闘機の操縦面白そうだな〜と思ったらぜひ考えてみてくださいね。

以上で、今回の疑問・質問コーナーは終了します。
以上、とっとっとでした。

















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