読者に皆さんこんにちは。
とっとっとです。
今回は、パイロットの学生を卒業して、戦闘機部隊に配属されたばかりの方の生活について参考になればと思い投稿します。
ただ、旦那の若い頃の経験に基づいて記載しますので、やや古い情報であることを先にお詫びします。
今回の投稿で分かることは以下のとおりです。
- お給料事情
- 生活環境
- お仕事内容
それでは、一つずつ見ていきたいと思います。
まずは前提から、
- 年齢:27歳前後(人によってやや前後します)
- 扶養手当等は計算から除外(独身として算出)
給料明細
- 支給合計:約46万円
- 手取り :約37万円
- 航空手当:約18万円
手取りは、航空手当含めて大体37万円となりました。(当時)
T-4の学生の時に14万円だった航空手当は、戦闘機に変わると約18万円と4万円アップします。

年収
約650万円
という結果となりました。
長い長い学生生活を終えてやっと社会人になった。
飛行部隊に配属された時は、そんな感覚だったと旦那は言ってました(笑)
学生を卒業して部隊に行くと、独身、妻帯者で住むところが違うそうです。
- 独身者:BOQ
- 妻帯者:公務員宿舎もしくは、アパート等
①独身者
BOQって何?って感じですが、簡単に言うと、
基地の中にある、幹部のための宿舎
のことらしいです。
話を聞くと、外に住んでもいいみたいなんですが、何かあった時にすぐに対応できる人が必要らしく
学生卒業した若い人から基地の中に住んでもらっている
というところがあるそうです。
もちろん学生の時とは違い、平日も基地の外にでれますのでご安心を。
②妻帯者
学生を卒業して、結婚をされている方は基地の外に住むことになります。
公務員の宿舎も準備されているので、そちらに住むか、
自分たちで住むアパート等を探して住むことになります。
ただ、引っ越し(転勤)も多い職種なので、いきなり家を買って住む!
みたいなことはあまりオススメできません。
仕事が仕事なだけに、出来るだけ基地の近くで住むところを探すのがいいですね。
学生を卒業して部隊に配属されると、①独身者②妻帯者ともに、いわゆる普通(?)の自衛隊の生活リズムになります。
朝起きて、自宅でご飯を食べて、仕事場に出勤。
夕方仕事が終わると家に帰って夕食、お風呂、寝る。
このような生活が基本になります。
実際どんな生活リズムかは、また別に投稿したいと思います。
学生が終わって、やっと一人前に飛行部隊で飛行機に乗って仕事!
そんなイメージがありますが、実際どうなのでしょうか?
答えは、
NOです。
実は、学生を卒業して部隊に配属された時点では、
戦闘機に乗るだけの資格を持ったパイロット
なんです。
どういうことかと言うと、
戦闘機に乗れるけど、2機とか4機とかで、どうやって戦うのかを知らない。
つまり、
自分一人で1機の戦闘機を飛ばすことができるだけの状態なんですね。
部隊に配属されてからは、すぐに練成訓練が始まります。
スクランブルの待機につけるようになることを目標に、先輩の飛行機についていって、ウィングマン(僚機)として飛べるように訓練をします。
外国の航空機に対して、日本の法律に沿って対処をしなければならず、
法律、規則等かなりの勉強量が必要になってくるそうです。
戦闘機には乗れても、一人前の戦闘機パイロットになるには長い道のりですね。
せっかくここまで来ても、技量、知識が不足する場合は、クビになることもあるそうで、みんな必死に努力しているそうです。
いかがだったでしょうか?
学生を卒業して、飛行部隊に配属された時のイメージは持ってもらえたでしょうか?
学生を卒業しても、まだまだ一人前までの道は長そうですね。
次回は、そんな戦闘機部隊の若手の生活等について投稿したいと思います。
今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。
引き続き応援よろしくお願いします。
以上とっとっとでした。

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