
戦闘機パイロットといっても、いきなり
- F-15
- F-2
- F-35
のような戦闘機に乗って、訓練をしていくわけではありません。
大きな流れとしては、
- T-7による操縦課程
- T-4による操縦課程(前半戦)
- T-4による操縦課程(後半戦)
- 戦闘機による操縦課程
という教育課程があります。
詳しくは、以下の記事が参考になるかなと思います。

ということで今回は、T-4による操縦課程(後半戦)について説明していくよ。
ざっくりT-4について紹介します。
- 最大速度:マッハ約0.9
- 航続距離:約1,300km
マッハ約0.9というとどれくらいの速さか分かりますか?
マッハ0.9というと、1分間に9マイルの距離を進むということになります。
1マイルが約1.8kmなので、マッハ0.9は
1分間に約16.2km進む
ことになります。
ちなみに、F-15のような戦闘機は、最大速度約マッハ2.5です。
何と1分間に
約45km進む
ことになりますね!
訓練は、T-4の前半戦の課程とほとんど同じ内容を実施します。
- 離着陸訓練
- 空中操作訓練
- 編隊飛行
- 計器飛行訓練
- 航法訓練
- 緊急事態訓練
④計器飛行訓練と⑤の航法訓練が新しく加わるので、この2つについて解説します。
この訓練は、天気が悪い時や雲の中など、視界が制限される時に使う飛行技術の一つになります。
皆さんも、すごく天気が悪い時に飛行機に乗ったことありますよね?
着陸ぎりぎりまで雲の中だったり。
どんな天気でも、飛行機のコクピットにある姿勢指示器や高度計などの飛行計器のみを使って離着陸するための訓練を実施します。
この訓練は、地図と地形を照らし合わせながら計画した経路を正確に飛行する訓練になります。
航法といっても、GPSを使ったり、地上の無線施設(VOR、TACAN等)を使ったり、地上目標を使ったりしています。
この課程での航法は、ほとんど地上目標を使用しての航法の訓練になります。
T-4の学生時代の給料は、以下の記事を参考にしてください。

これは、今までの課程と同じ
滑走路の掃除
くらいです(笑)
これも言い続けていますが
航空無線通信士
ですね。
学生時代に取得してもいいと思いますし、自衛隊入隊前に取得するのも手だと思います。
必要な教材はこれから紹介するもので十分なので、サクッと取得しましょう!
今回は、T-4の後半戦ということでお送りしました。
実はT-4後半戦は、もう少し踏み込んだ話をする必要があるので、またリライトしたいと思います。
今回も、最後までご覧いただきましてありがとうございました。
戦闘機パイロットになるには?というシリーズでお届けしていますが、少しずつ更新して、自衛隊のパイロットを目指している方の参考となる記事なればいいなと思っています。
これからも引き続き応援よろしくお願いします。
以上、とっとっとでした。


飛行機ランキング

にほんブログ村