皆さんこんにちは。
とっとっとです。
今回は、自衛隊を途中で退職した時の退職金について投稿したいと思います。
いやいや、定年まで働くから関係ないよ。
という方もちょっと待ってください。
現時点での、退職金についても立派な資産だと思いませんか?
何か違う仕事を始めるにしても、
定年まで仕事を続けるにしても、
現時点での退職金を知っておくことは大事だと思っています。
ぜひ、最後までご覧ください。
調べてみると、すごい大変な計算だったので、最後は大体いくら位になるか参考も付けましたので、ぜひ目安としてもらえればと思います。
現時点での退職金を知ろう
それでは一緒に考えて見ましょう!
退職手当=基本額+調整額
で計算することができます。
なお、基本額については、以下のとおりです。
基本額=(俸給月額×退職理由及び勤続期間に応じた支給率×調整率)
となります。
それぞれの項目を見てみましょう!
俸給月額については以下のとおりになっています。
- 退職日の俸給
- 退職日に休職等で俸給の一部が支給されていない場合であっても、これらの理由がない場合に受けるべき俸給月額を基準とする。
- 入隊してから退職するまでの月数
- 休職、停職期間は半分とする
- 育児休暇は、1/3の期間とする
大まかにこのようになっています。もう少し細かく規定されているみたいですが、ざっくり計算は可能です。
平成30年1月以降の退職については以下のようになっています。
調整率=83.7/100
民間企業等との均衡をとるために設けられているみたいです。
在職期間中の調整額が最も多いものから調整月額の60ヶ月分が支給される。
めちゃムズ!
例を後ほど示します。
階級 | 調整月額 |
将(6号俸以上) | 95,400円 |
将(5号俸以下) | 78,750円 |
将補(二) | 70,400円 |
将補(二)、1佐(一) | 65,000円 |
1佐(二) | 59,550円 |
1佐(三) | 54,150円 |
2佐 | 43,350円 |
3佐 | 32,500円 |
1尉 | 27,100円 |
2尉〜1曹 | 21,700円 |
2曹以下 | 0円 |
{例}
退職前:3佐に承認:30ヶ月、昇任前:1尉30ヶ月
調整額=32,500円×30+27,100×30
となり、この場合の調整額は
1,788,000円
となります。
自己都合に限った支給率について考えてみましょう。
勤続年数は、1年毎決まっていますが、ちょっと端折って記載します。
勤続年数 | 自己都合支給率 |
1年 | 0.5022 |
3年 | 1.5066 |
5年 | 2.511 |
7年 | 3.5154 |
10年 | 5.022 |
12年 | 8.16912 |
14年 | 9.64224 |
16年 | 12.88143 |
18年 | 15.29199 |
20年 | 19.6695 |
22年 | 23.0175 |
25年 | 28.0395 |
27年 | 30.7179 |
30年 | 34.7355 |
35年 | 39.7575 |
計算に必要な条件は以上です。
とても複雑なので、ここからは、例を挙げて、ざっくり計算してみようと思います。
計算に必要な情報は以下のとおりですね。
- 俸給月額:約43万円(号俸によりやや前後)
- 支給率:19.6695
- 調整率:83.7/100
- 調整額:195万円
では、計算してみます。
退職金=基本額+調整額
基本額=(俸給月額×退職理由及び勤続期間に応じた支給率×調整率)
この式に数字を当てはめると、
退職金=43万円×19.6695×(83.7/100)+195万円
よって、この条件の退職金は、
退職金=約903万円
となります。
その他にも、いくつか例を計算しておきますね。
同様の計算をして、
- 俸給月額:約35万円(号俸によりやや前後)
- 支給率:5.022
- 調整率:83.7/100
- 調整額:163万円
以上の条件により、
退職金=約310万円
となります。
勤続年数が長くなれば長くなる程、退職金の額が増える率も大きくなりますね。
今回は、現時点での退職金(自己都合)について考えてみました。
公務員を続けるにしても、辞めて新しい道を進むにしても、現時点の退職金は立派な資産です。
特に新しく何か始めようと考えられた時には、参考にしてくださいね。
今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました。
読者の皆様の応援が、大変励みになります。
これからも応援よろしくお願いします。
以上、とっとっとでした。

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