こんにちは。とっとっとです。
今回の投稿では、
自衛隊のいろいろな特殊な手当てについて投稿しようと思います。
記事を読んで頂けると、
- いろいろな手当ての種類が分かる。
- それぞれいくら位手当てが支給されるか分かる。
ちなみに、1日徹夜でスクランブル待機についている戦闘機パイロットの旦那に支給される手当は、12 夜間特殊業務手当(730円/日)だそうです。
結論から言うと、以下の手当が支給されます。
航空手当、航空作業手当、夜間特殊業務手当
それぞれ、大体いくらになるか表にしてみました。
※航空作業手当は状況により加算されますが、今回は省略しています。
航空手当 | 夜間特殊業務手当 (例:スクランブル 待機5回/月) | 合計 | |
2佐 | 25万円 | 3,650円 | 約26万円 |
3佐 | 24万円 | 3,650円 | 約25万円 |
1尉 | 22万円 | 3,650円 | 約23万円 |
2尉 | 21万円 | 3,650円 | 約22万円 |
3尉 | 20万円 | 3,650円 | 約21万円 |
パイロットとしての手当は、上記のような金額が基本給に加算されます。
それでは自衛隊のいろいろな手当について行ってみましょう!
目次
- 航空手当
- 落下傘隊員手当
- 爆発物取扱作業等手当
- 航空作業手当
- 異常圧力内作業等手当
- 落下傘降下作業手当
- 夜間看護等手当
- 除雪手当
- 死体処理手当
- 災害派遣等手当
- 対空警戒対処等手当
- 夜間特殊業務手当
- 航空管制手当
- 国際緊急援助等手当
- 海上警備等手当
- 分べん取扱手当
- 感染症看護等手当
- 救急救命処置手当
- 小笠原手当
1 航空手当
戦闘機、輸送機等、航空機に搭乗する隊員に支給されます。
戦闘機等 | 戦闘機等以外 | |
将補以上 | 約35万円 | 約26万円 |
1佐 | 約31万円 | 約24万円 |
2佐 | 約25万円 | 約19万円 |
3佐 | 約24万円 | 約18万円 |
1尉 | 約22万円 | 約17万円 |
2尉 | 約21万円 | 約15万円 |
3尉 | 約20万円 | 約15万円 |
曹長 | 約19万円 | 約14万円 |
それぞれ月額です。
2 落下傘隊員手当
救難員になるための救難降下訓練生に対して支給されるものです。
准尉 | 57,500円 |
曹長 | 55,900円 |
1曹 | 55,900円 |
2曹 | 53,800円 |
3曹 | 48,400円 |
士長 | 44,800円 |
3 爆発物取扱作業等手当
文字どおり、爆発物等の処理作業を実施することで支給されます。
以下代表的なものです。
- 不発弾等除去:10,400円
- サリン等に接近して行う作業:2,600円
一昔前、地下鉄サリン事件等ありましたが、手当は2,600円ということが分かりますね。
4 航空作業手当
こちらは、①で説明した航空手当に似ていますが以下のような作業で支給されます。
- 試作機による試験飛行:3,400円
- 戦闘機操縦学生の教官:1,800円
- ヘリの艦艇への着陸:870円
その他、細かい分類はありますが、大体600円〜3500円くらいとなっているようです。
5 異常圧力内作業等手当
低圧室での研究開発、潜水して行う作業、加速度(G)を伴う作業に従事する隊員へ支給されます。
- 10,668m以上の環境での検査:2,400円
- 潜水深度450m超:11,200円
- 5G、10秒以上:2,100円
その他、高度、加速度、深度等で細かく手当は分類されているようです。
大体、1000円〜2000円となっているようです。
6 落下傘降下作業手当
文字どおり、落下傘降下をする隊員に対して支給されます。
救難員等の課程学生 | 救難員 | |
准尉 | 3,800円 | 1,150円 |
曹 | 3,300円 | 1,025 |
士 | 2,800円 | 850円 |
7 夜間看護等手当
日勤をしていたが、22時〜5時に看護等の業務に従事した助産師、看護師、准看護師に支給されます。
- 7時間:6,450円
- 4〜7時間:2,950円
- 2〜4時間:2,550円
- 2時間未満:1,720円
予め待機をしていた医師、薬剤師、看護師等が呼び出しを受けて医療に従事した場合は以下が支給されます。
- 1時間以上:1,620円
8 除雪手当
除雪作業に従事する職員に対して支給されます。
- 暴風雪警報等下での作業:450円
- 17時〜6時での作業:300円
9 死体処理手当
以下の手当が日額支給されます。
- 災害派遣、航空事故等:1,000円
- 検死作業:1,600円
- 特定大規模災害:2,000円
10 災害派遣等手当
大規模災害の現場において、救援等の業務を実施する隊員に支給される。
- 警戒区域等危険な区域:3,240円
- 原子力災害派遣:最大42,000円
- 特定大規模災害:6,480円
11 対空警戒対処等手当
弾道ミサイル等の破壊に必要な措置を命ぜられた部隊で業務に従事した隊員に支給されます。
- 装備品の維持管理:1,100円
- 屋外での警戒等:1,100円
12 夜間特殊業務手当
22時〜5時において行われる以下のような業務に従事する隊員に支給されます。
- スクランブル待機(対領空侵犯措置)
- 警戒監視待機
- 基地警備
- 気象観測等
月6回以上勤務:1,100円/日
月6回未満勤務:730円/日
となっているようです。
13 航空管制手当
航空機の管制に関する業務を実施する隊員に支給されます。
- 進入管制業務:600〜770円
- 飛行場管制業務:360〜600円
- 要撃管制業務:650円
14 国際緊急援助等手当
国際緊急援助業務に従事した隊員に支給されます。
- 救助、医療、災害復旧等:4,000円
- 災害復旧等の調査、助言:3,000円
- 人員、機材等の輸送:1,400円
- 在外邦人等警護:15,000円
15 海上警備等手当
ソマリアにおける海賊行為に対処する業務に対し支給される。
- ジブチの区域での業務:4,000円
- 経由地での輸送業務:3,000円
- 経由地での地上業務:1,400円
16 分べん取扱手当
分べん業務を行う産科医師に対して支給される。
- 1件:10,000円
17 感染症看護等手当
感染症病棟に配置され業務を実施する看護師等に支給される。
- 290円/日
18 救急救命処置手当
医師が乗り組んでいない艦船等で救急救命処置を行う救急救命士に対して支給される。
- 2,000円/日
19 小笠原手当
硫黄島基地で業務を実施する隊員に対して支給される。
- 佐官:3,860円
- 尉官:2,830円
- 准尉:2,290円
- 曹士:1,740円
いかがだったでしょうか?
普通の会社ではないような特殊な手当が多いですね。
思ったより少ない手当、多い手当ありましたでしょうか?
少しでも自衛隊に興味を持って頂いたり、知っていいただけると嬉しいです。
以上、とっとっとでした。

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